妻と離婚したいと思っているけど、何とか穏便に円満に「後腐れなく」別れることができないものかと考えますよね。
波風の立たない離婚はありません、波風を避けることは難しいのです。
妻と別れるにはそれなりの覚悟が必要なのですが、何とか妻と後腐れなく円満に別れることができないものでしょうか。
ここでは妻と後腐れなく別れる7つのコツをお伝えしていきます。
①不満を伝えてみる
例えば家事や育児をしない、金銭感覚が合わなかったり借金癖がある、子供の教育方針が合わない、セックスレス・セックスを拒否する、妻のモラハラやDV、妻が働こうとしないなど”離婚するほど耐えられない不満があ”るということを、妻に伝えましょう。
話すときは電話ではなく、直接話すことをお勧めします。又はメールやLINEではなく、手紙で伝えることで貴方の本気度が伝わります。
妻が「自分にも至らないところがたくさんあったんだな」と自覚してくれたら、別れやすくなる可能性もあります。
②離婚を主張する
妻に離婚したいことを伝えます。伝え方は「離婚したい」ではなく「離婚する」と、決心が固く「何を言われても気持ちは揺るがない」ということを伝えることが大切です。
おそらく妻からは「離婚したくない」と返事が来ると思いますが、怯まずに「気持ちは変わらない」と通しましょう。
③妻が離婚したくない理由を探る
妻から「離婚したくない」と言われたら、「なぜ離婚したくないのか」「どうなれば離婚を認めるのか」を聞き出しましょう。原因によって、対処の方法を考えて行かなければ先に進めません。
④妻の離婚後の生活のサポートを提案する
例えば妻に「仕事のための資格の勉強をサポートする」「仕事が見つかるように手伝う」「財産分与の金額を上げる、慰謝料を多く払う」「妻の離婚後の住まいを保証する」「離婚後の一定期間、妻に経済的支援を約束する」など、妻が離婚後に抱いている経済的な不安を払拭できるような提案をしてみましょう。
妻に「それなら離婚を検討することができる」と思ってもらえるような、妻に有利な離婚条件を考えましょう。
⑤別居してみる
妻が離婚になかなか応じてくれない場合には、「とりあえず別居する」という選択もあります。相手に貴方の本気度を見せることができます。
離婚したい相手と同じ家に住まなくてもいいので、相手の嫌なところを見ずに済み、無視したり争ったりしなくて済むという利点がありますが、話し合いが進めにくくなります。
しかし、少し気長に考えたら、別居期間を積むことで、調停などで「夫婦関係の破綻」を証明できることもあります。
別居中も、妻に婚姻費用(同等の生活を営むための生活費など)を渡す必要がありますし、子どもを置いて貴方が家を出た場合は、離婚の際に親権を失う可能性が高くなります。
⑥敢えて嫌われる夫になる
敢えて妻に嫌われて愛想を尽かされるように仕向けるという方法もあります。
例えば「だらしない体型になって、だらしない生活をする」「かなりマニアックな趣味を始める」「妻が嫌がることをわざとする」「借金を繰り返す」「貴方のお母様に協力してもらい、わざと嫁姑問題を勃発させ、母のカタをもつ」「他人のようによそよそしい敬語しか使わない」など、妻が「こんな人と夫婦で居たくないわ」と思ってもらうようにがんばりましょう。
⑦調停離婚の申し立てや弁護士に依頼する
最終手段ですが、自分の力で妻と後腐れなく別れることが難しいと思ったら、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることも一案です。調停委員を介し、妻に有利な離婚の条件などを提案して、離婚を納得してもらえるように考えましょう。
妻が離婚をずっと拒否している場合などは、調停が長引くこともあります。金銭的に余裕があるのでしたら、弁護士に依頼して間に入ってもらい、妻を説得してもらうという方法もあります。
いかがですか。
妻に離婚したい原因を話す際には、感情的になったり、妻の嫌いなところばかりを並べたり、周囲の人に言いふらしたりすることのないようにしましょう。そして、言葉を選び、妻を侮辱したりせず、きちんと妻の意見にも耳を傾けることが大切です。
妻と後腐れなく別れるコツは、計画的に離婚の戦略を練り、妻との離婚交渉のシミュレーションをしてみることと、妻の離婚後の生活や子育てに不安がなくなるような条件を妻に提案するための計画を十分に練ることだと思います。
自分だけでなく相手も幸せになれる離婚を考え、少しでもスッキリ後味の良い離婚ができるといいですね。