離婚

突然、妻から離婚を切り出されたら、焦ってしまいますよね。

離婚をしたい理由として、妻からどのようなことを言われていますか?

離婚理由として挙げられた理由のほかに、夫には言えない本当の理由が隠されている場合があります。

妻から離婚理由として言われている内容に、思い当たることがなかったり、理解できなかったりした場合に、参考にしてみてくださいね。

夫に「離婚してほしい」と伝える場合に、妻が離婚したい本当の理由を言えないケースがあります。

どんな場合に、妻は本当の離婚理由を言えないのでしょうか。

「夫が気づいていない離婚原因」「妻の本音」とは、いったいどのようなことなのか、次に詳しく説明していきますね。

①妻に好きな人ができた

スマートフォンや、インターネット・SNS等の普及もあり、女性の不倫や浮気の機会が増えています。

例えば、FacebookやTwitter・Instagramなどで元カレや学生時代の交際相手などと繋がったり、出会い系のサイトで出会ったり、習い事や仕事関係で知り合ったりと、年代を問わず出会いのきっかけも広がってきました。

最初はちょっとした浮気のつもりでも、出会って交際を続けていくうちに、交際相手に心まで惹かれてしまうということも多いものです。

交際相手が独身だった場合など、彼との再婚を見越して夫との離婚を考えることもあります。

相手が既婚者であっても、自身も既婚者であることで社会的に悪いことをしていることや、夫への裏切りや罪悪感に苛まれて、離婚せずにいられないというケースもあるのです。

何も知らずに、妻を信じている夫に対する”申し訳ない”という気持ちと、”罪悪感”に耐えられない気持ちが、妻を”離婚”という決断に向かわせるのです。

このような場合、なんで「他に好きな人ができたから離婚してください」と、正直に言ってくれないのかな、と思いますよね。

例外もありますが、裁判などの場合、原則として不貞をした方の配偶者(有責配偶者)からの離婚請求は認められないのです。

また、夫に妻の不倫の事実がバレてしまった場合、妻や不倫相手の男性にも慰謝料を請求される恐れもあります。

夫に自身の不倫の事実を知られたくないということもありますが、妻が離婚の理由を正直に”自らの不貞”とせず、他の理由を作り上げることは当然ともいえますね。

ほんの少しでも妻の浮気が疑われるのであれば、離婚に応じる前に、きちんと調べる必要もあるのではないでしょうか。

②夫の男尊女卑の考え方

ひと昔前は、専業主婦の女性が多く、経済的に自立できない妻が多い状況でした。

“夫が働いて妻が家を守る”ということが当たり前のような風潮があり、家庭内での上下関係や男尊女卑が多くあった時代でした。

夫からの上から目線の態度や言葉に我慢してきた妻たちも、この先も夫と対等な立場になれないと察することで、”離婚時の年金分割制度”などの後押しもあり、離婚を考えます。

夫に正直に離婚理由を話したとして、「俺はそんな考えではない」「これからは気をつけるから」などと言われても、今さら夫が変わるとは思えないし、「どうせ離婚したって生活できないだろう」などと文句言われると予想できるので、他の理由を探して夫に離婚を突き付けるのです。

③夫からのモラルハラスメント

以前から夫のモラルハラスメント(言葉や態度等による精神的な暴力)があり、妻がそれに耐えていた場合、計画的に離婚を進めていたかもしれません。

モラハラ夫は自分の非を認めないという特徴もあり、本当の離婚原因を夫に話したところで離婚を快く認めてくれるとは思えないですし、怒ってキレられても怖いので、別の離婚理由を考えて夫に伝えているケースがあります。

④舅や姑と合わない

以前から舅や姑と合わない場合など、舅や姑の介護など絶対にしたくないと思っている妻ももいます。

“夫が親をかばって妻の味方をしてくれないことが何度もあった”という例もよく聞きます。

このようなケースで、夫に「離婚理由は貴方の両親です」などと話しても無駄だし、かえって夫を怒らせると感じて、別な離婚理由を見つけて離婚を伝えます。

⑤夫のことが鬱陶しい

夫には愛情も情も無く、すでに嫌いになっていて、生活や子どものために我慢してきたけれど、いよいよ夫と居ることが限界と感じ離婚を考えます。

将来、嫌いな夫の介護をするのも、同じ墓に入るのもイヤだと考えていて、教育費が要らなくなる子どもの自立を機に離婚を計画します。

しかし、理由をはっきり言ってしまうと夫を傷つけたり怒らせてしまうので、別の理由で離婚を訴えるのです。

⑥夫が家庭をかえりみない

もともと夫は家庭を大事にせず、家事や子育てにも無関心、妻に家と子どものことは任せっきりで、仕事や付き合いの飲みやゴルフなどでほとんど家に居ない状況。

何度か妻が改善を頼んでみても、夫は直すつもりもないし、逆ギレして怒り出す始末。

こんな夫の場合、離婚の際に本当の理由を言ったところで「自分が悪かった」と反省するわけがないと妻は諦めていて、怒られないような別の理由を考えて離婚を話します。

⑦夫とのSEXが嫌

夫の思いやりのない自分勝手なSEXに満足できない、セックスレスに耐えられない、女としてもっとSEXを楽しみたいなど、夫婦のSEXに関する不満については、なかなか夫に素直に言えないものです。

夫のSEXにダメ出ししたら夫のプライドを傷つけるようで、本当の離婚理由を言いにくいのです。

⑧夫の収入に不満がある

妻子のために一生懸命働いてくれているのはわかるけど、思っていたより夫の収入が上がらず、不満を抱くことがあります。

しかし、頑張ってくれている夫に、正直に「稼ぎが悪い」と言えないので、他の離婚理由を見つけて話すこともあります。

⑨夫がダサい・臭い

加齢臭で夫の臭いが気になったり、お腹が出てきて髪が薄くなったり、若さを保つ努力もしない夫に妻は絶望感を抱いています。

年齢のこともあり仕方ないことでもあるので、このことを離婚理由にすることは、夫がかわいそうでできなくて、夫を傷つけないような違う離婚理由を探します。

いかがですか?

女性は、一度離婚を決めたら何があろうと考えを覆すことはないものです。

離婚の本当の原因がわかったところで、妻には”離婚しない”という選択肢はないかも知れません。

しかし、本当の離婚理由がわかれば、離婚後に他の女性と交際する時や、将来再婚する際に参考になると思います。

貴方が気づいていない離婚原因、妻の本音を知るための参考になれば幸いです。