妻が掃除ができないことで、家に物があふれて散らかり放題になり「家で安らげない、身体が休まらない」とお悩みではありませんか?
掃除ができない妻に困っている男性が増えています。
多くの妻は専業主婦で子育てをしているのですが、掃除ができないのは、ただ単に”時間がないから”とか”子育てで忙しいから”というだけの理由ではないようなんです。
<妻が掃除できない家の中の状況>
「うちの妻は掃除ができないんです」と夫婦関係のご相談にいらっしゃる男性が、家の中の様子を写真で見せてくださるのですが、本当に物が多く、散らかっているんです。
床には物がたくさん置かれ、掃除機をかける場所は見当たりません。
ソファーの上は洗濯物が山積みになっていて、子どもたちもそこから服を引っ張り出して着ているそうです。
キッチンのシンク周りは、子どもが持って帰った水筒や弁当箱、使った食器や鍋などが山積みになっています。
食卓の上にも食事に関係ない書類や化粧品などが常に積まれており、食事の時には物を避けて食べ物を置く場所を確保したりするのだそうです。
夫が仕事で疲れて帰って来て家の中がこんな様子だと、身体が休まるどころか、かえってストレスが増えてしまいますね。
<どうしてこんなに散らかるのか>
家が散らかっていることで、探し物が多い→見つからない→あるはずなのにまた買ってくる→物が増える→また散らかる→片付かない。
この悪循環の繰り返しで、家の物が増えて、どんどん散らかっていくのです。
更に、犬や猫などのペットを飼っているというケースもあります。
ペットのトイレの処理もこまめにしないと臭うし不衛生ですし、ペットの毛が抜けるので掃除をしないと大変なことになります。
また、キッチンが不衛生だと、夏場など特に悪臭やウジ虫やコバエの発生が考えられます。
奥さまが生まれ育った実家も同じような状況ではありませんか?
奥さまは、捨てられない、決断ができない、管理能力がない、ルーズな性格かもしれません。
また、片付けられない原因として、精神的な病が隠れている場合もあります。
掃除は、掃いたり拭いたり掃除機をかけたりすることです。
掃除の前に家の中が片付いていないと、掃除も思うようにできません。
リビングなどの部屋が片付いていないお宅でも、トイレやお風呂は掃除ができるかもしれませんね。
これらの水回りは特に手入れをサボると水垢やカビなどが重なって落ちにくくなるものです。
せめて水回りだけでも、掃除してほしいものです。
<身体に悪影響も考えられる>
掃除が得意でないし好きでない人は、よく「ホコリじゃ死なない」なんて言いますよね。
しかし、小さなお子さんがいらっしゃるようなお宅では、特にホコリ・チリ・ダニやカビなどでアレルギー反応が強く出たり、喘息を引き起こしたり、大人にも身体に悪い影響を及ぼしかねません。
散らかっていることで、家で安らぐどころかリラックスできずイライラしてしまうこともありますね。
夫婦仲にも影響を及ぼしているのではないでしょうか。
<妻が掃除できない場合の対応策>
妻が掃除できないことを、放っておくわけにはいきませんね。考えられる対応策を挙げてみます。
①誰が掃除しても良い
妻が掃除できないし片付けが不得意なのだったら、「夫が掃除をする」という考え方もあります。
妻は、あまり片付いていない家で生まれ育って、散らかっていることが”普通”と思っているかもしれません。
散らかっていることが気になる方、片付けて掃除できる方が掃除をすればいいですよね。
誰が掃除してもいいのです。ただし、夫が片付けたり掃除したりすることを「あてつけがましい」と逆ギレして怒る妻も居るので、難しいケースもあります。貴方主導で、妻や子どもと一緒に片付けをして、掃除ができる環境にするという方法もおすすめします。
②プロの手を借りる
お金がかかることですが、お片付けのプロに一度家の中の片付けを手伝ってもらい、家の中が片付くことで物が減って収納する場所が決まり、その後の片付けがやりやすいということを体験してもらいましょう。
また、「整理収納アドバイザー」などのお片付けの資格を取る講座などで、片付け方を学ぶという方法もあります。妻が自ら片付けを学ぶことで、片付けの大切さの理解を期待できます。
③家に人を呼ぶ
特にプライドの高い妻の場合など、定期的に家に人を呼ぶことで、家を片付け掃除する目的ができるので、妻が掃除をすることを期待できます。
④片付けられない原因は病かも
妻がどうしても掃除できない片付けられないという場合、精神疾患が原因だということも考えられます。
ADHD (注意欠陥・多動性障害)、うつ、強迫性貯蔵症などの先天的な精神疾患や、統合失調症、セルフネグレクト、認知症などの後天的な精神疾患にかかっているかもしれません。疑われる場合は、早めに精神科や心療内科などの医療機関を受診することをおすすめします。
⑤離婚も検討する
何度お願いしても妻が掃除しない、いろいろやってみたけど妻が変わらない場合、”離婚”を匂わせてみるのも一案です。
妻が「離婚したくない」と思った場合、反省して掃除する努力をしてくれるかもしれません。
それでも妻が変わらない、変わりたくないけど離婚もしないというような場合は、いよいよ本格的に離婚を検討することになるかも知れませんね。でも、妻が掃除できないという理由で離婚できるのかと考えている方もいると思います。
「掃除は女性がやるもの」と決まっているわけではありません。
夫が掃除を担当してもいいのです。ですから「妻が掃除しない」という理由だけでの離婚は難しいでしょう。
理由は何であれ、夫婦間で離婚の合意がある場合は”協議離婚”が可能です。しかし、どちらかが離婚に合意できない場合は、”調停離婚”を申し立てるという方法もあります。
<さいごに>
“家が狭い”などの住宅事情や、子どもが多くて物が多かったり、仕事などの関係で捨てられない物が多いということもあると思います。
片付けても収納できないものが多い場合は、トランクルームに使わない季節のものを預けることも有効です。
また、決まった曜日や時間に家族で「お片づけタイム」を作り、家族全員で片付けや掃除をするということも、子どもの教育上においてもおすすめです。
妻や子どもが片付けたり掃除できた時には、認めて褒めてあげることで「次も頑張ろう」という気持ちになるものです。
夫婦といえども、気になる汚れや散らかり具合は違うものです。
「気になった方が掃除する」などの考えでもいいのではないでしょうか。
私は、掃除や片付けって夫婦仲とも深い関係にあると考えています。
日ごろから、ストレスのない夫婦関係を築けるように話し合いができる夫婦でいられるといいですね。