「自分が働いている昼間の時間、専業主婦の妻は何をして過ごしているんだろう」などと思ったことはありませんか?
自堕落な生活を送る妻に不満を溜め込んでいる男性は、けっこう多いのではないかと思っています。
例えば、残業が終わって夜遅くに夫が帰宅した自宅。
玄関が埋まるほどの靴が、揃っていない状態で置かれて埋まっている。
下駄箱の中もいっぱいで、収まりきれない。
リビングは床に衣類や子どものオモチャ・妻のバッグやゴミなどが散乱している。
床にはホコリや髪の毛がたくさん落ちている。
食卓の上は、数ヶ月前からの郵便物や子ども関係の書類が積まれていて、調味料や食べかけのお菓子、妻の化粧品や子どものオモチャなどで空きスペースもない状態。
ソファーには妻が座る余地だけを残して、数日分の取り込んだ洗濯物が山と積まれている。
子どもも妻も、もちろん自分も、この山の中から肌着や下着・洗濯の済んだシワシワの衣類を引き抜いて着る。
妻は、ワイシャツにアイロンをかけることもないので、ワイシャツは休日にクリーニングに夫が自分で出しに行く。
台所のシンクの中や周りには、朝食で使ったマグカップやパンの皿、子どもの弁当箱や水筒、夕飯の支度に使った鍋やザルやボウル、一日に使ったコップや夕飯の皿などが山になっている。
冷蔵庫の中は、賞味期限が切れたものや、傷んで使えそうもない野菜、冷凍庫はギュウギュウに詰められて、下の方のものは何年か入ったまま。
庫内の棚が汚れていても平気で、不衛生。
浴室も、カビや石鹸カスで黒くなったりヌルヌルしたりしているのに掃除もしない。
トイレの便器は、長い期間の水垢や飛び散りが簡単には落ちなくなっている。
手拭きや風呂用のタオルも、古くなって使いにくくなってても替えようとしない。
夫の下着や靴下が古くなっても知らん顔。
よくこんな状態の家の中に一日中籠っていられるなと、不思議に思う。
自分の部屋だけは自分できれいに片付けて掃除もしてあるので、何とか居場所は確保できている。
男性のご相談者様が、このような家の中のご様子を写真に撮って、カウンセリングの際に見せていただくことも何度もあります。
見るに見かねて、写真に収めているのでしょう。
昼間にたっぷり時間のある妻は、いったい何をして過ごしているのか、理解できない状況ですよね。
このような奥さまは、「夫が頑張って働いてくれるおかげで、私と子どもは生活ができている」という感謝の気持ちはないのでしょうね。
「私は子育てしてるのに、私こそ感謝されていない」などと考えている女性もいるんです。
もちろん「女性だから家事をするのは当たり前」「子育ては母親の仕事」などと言っているのでもありません。
しかし、夫が満員電車で通勤し、汗水流して働いている時間に、少しでも家を快適な安まる環境に整えておこうと思わないのも不思議です。
完璧にしなくてもいいけれど、帰ってきた夫が少しでも安らげてくつろげるようにと考えられないのですね。
では、夫がいない昼間の時間、このような自堕落な生活を送っていると思われる妻は何をしているのでしょう。
そして、どんな状況になっているのでしょう。
- ソファーでくつろぎ、お菓子をつまみながらテレビを見ている
- 買い物にも出かけず、ネットで買い物を済ませている
- スマホのゲームに夢中になり、ほぼ一日中ゲーム三昧で、子どもの世話もろくにしない
- 子どもにもゲームを与えて、一緒にゲーム三昧
- 食べるだけ食べて動かないので、どんどん太ってだらしない体型になっている
- 料理もしないので、インスタントや冷凍食品や、調理しなくても食べられるものが中心
- 夜は夫が帰宅する前に就寝、朝も夫が出かける前に起きない
- 友達と出かけることもなく、友達付き合いもほとんどなく、時間がたっぷりあるので昼寝したりして過ごしている
こんな状況で、夫は、仕事を終えて帰ってから、台所の食器を洗ったり、食洗機に入れたり、洗濯機を回したり、リビングの片付けをしたりするという人も多くいることに驚きます。
しかし、やたらに夫が手を出すと、「当てつけがましい!」「私がやるから置いといて!」「やり方が違う!」などと怒鳴りつけられたり、当てつけがましくやり直されたりするそうです。
せめて「ありがとう、助かるわー」なんてニコッってされたら、気持ちも違うと思いますね。
このような「自堕落な生活を送る妻」への対策を考えてみましょう。
まず、妻が自堕落だと自覚していて、自堕落な生活から抜け出したいと思っている場合。
- 子どもには将来同じような自堕落な生活を送って欲しくなかったら、生活を変える努力をしよう。
- つい見たくなくてもテレビをつけてしまうのをやめよう
- スマホのチェックは時間を決めて、スマホを触っている時間を減らそう。通知の音もならないようにセットしよう
- 一日の予定を組んで紙に書いて目につくところに貼る、そしてタイマーをセットして時間の管理をしよう
- ダラダラ夜更かししないで、朝から行動できるように早く寝て、昼間のうたた寝をしないようにしよう
- 一日中家の中で過ごさず、着替えて化粧して買い物や外出する機会を作り、生活にメリハリをつけよう
- できれば家の中でも外でもいいから、ストレッチやウオーキングなどの適度な運動を心がけよう
- 一度プロに家の中をスッキリお片づけしてもらい、それを維持する努力をしよう
など、様々な策を提案することが考えられます。
しかし、「妻本人が全く改善しようという気持ちがない」というケースが多いのも事実です。
諦めるしかないのでしょうか。
少し手荒い方法になりますが、何を言っても、お願いしても、妻が考えや態度を変えようという努力もしない場合は、「君がこのまま何も変わろうとしないのなら、離婚も視野に入れて先のことを考えなければならなくなる」と伝えてみましょう。
離婚したくないと思えば、少しは態度を改めるはずです。
「今までごめんなさい」なんて泣きながら謝ってきた奥様もいらっしゃいました。
もし、全く聞く耳を持たないようなら、本格的に離婚に向けて、妻の自堕落な生活の証拠集めを始めましょう。
この方法は、最悪の場合には離婚してもやむを得ないと考えられる方におすすめします。
妻が自堕落な生活を送っていたとしても、せめて休日には家族みんなでお出かけしたりできるといいですよね。
休日に家族みんなで一緒にお片付けしたり、お風呂掃除をしたりすることで、抵抗なく参加してくれる奥さまもいらっしゃいます。
「まずは、私にもできるんだ」という自己肯定感を妻に持たせることも大切です。
もしできた時には、認めて褒めてあげることで、継続できる妻になれるかもしれません。
どうしていいかわからない時には、私たち夫婦問題カウンセラーを頼ってくださいね。