性欲が溜まる

妻が妊娠中、性欲が溜まって困っている方、または困っていた方、結構多いのではないでしょうか。

夫婦問題の相談の中でも、夫婦関係においてセックスの問題は大切な要素になっています。

では、妻が妊娠中、夫は実際にどのような理由で性欲が溜まって困るのか考えてみましょう。

  • 妻のつわりがひどくて、ほとんど構ってもらえない
  • お腹の中の赤ちゃんに影響があるのではないかと怖かったり、気になってセックスに集中できない、臆病になってしまう
  • 安定期になるまで我慢しているが、いつセックスを再開したらいいのかわからない
  • 切迫流産の恐れがあり、それどころじゃないのがわかるから我慢している
  • 妊娠中にセックスしても大丈夫と医師に言われたが、妻のお腹が張ったりして心配になる
  • 妻の体型が変わり、性的な対象に見られなくなってしまっている
  • パパになることにプレッシャーを感じたり、精神的にその気になれない

このような理由で、妊娠中に夫婦のセックスができず、性欲が溜まってしまうのですね。

妻が妊娠中で性欲が溜まってしまった男性は、どのように解決しようとしているのでしょうか。

  • 妻とのキスやハグ、お風呂に一緒に入るなどで我慢している
  • トイレや風呂場、仕事帰りの個室などで自分で処理している
  • 妻に手や口で手伝ってもらう
  • 安定期に入ってから、そーっと妻とセックスしている
  • 風俗に行って発散している
  • こっそり浮気している

この中でも、風俗や浮気は全くおすすめできない解決法です。

では、妻が妊娠中に夫の性欲が溜まって困る場合の注意点と対応策を、夫婦問題の相談を多く受けてきた経験から、いくつかご紹介します。

<妻が妊娠中に夫の性欲が溜まって困る場合の注意点>

①妻に感謝を伝える

夫婦の子どもなのに、自分だけがつわりで苦しんだり、体形が変わり不便な生活になったりしているのに、夫は何も変わらない生活をしていることに、妻が不満を抱いているケースが多くあります。

こんな状況だとセックスに協力的になれないことも理解できますね。

自分との子どもを産むために、妻がつわりに耐えたり、慣れない重たいお腹で頑張ってくれていることに感謝と労いの気持ちを伝えることが大切です。

そして、家事などに協力する姿勢を見せることで、妻が夫に寄り添おうという気持ちになれるのだと思います。

②浮気は絶対にダメです

妻が妊娠中や、妻が出産のために入院中や実家に帰っている時に、夫が浮気していたことが発覚し、離婚問題になるケースが多くあります。

妊娠中の夫の浮気をきっかけに、それ以降セックスレスになってしまったという話も珍しくありません。

もし、どうしても妻が妊娠中に浮気をしたいと思ったら、妻から「私が貴方との子どもを産むために苦しんでいた時に、貴方は他の女性と浮気してたなんて許せない」と、一生恨まれ続け、喧嘩の度に責められ続けるという覚悟があるか、よく考えてください。

妻によっては「私が構ってあげられないから、風俗に行ってもいいよ」などと言ってくれる場合がありますが、そうは言っていても、実際に行ったことがわかったら、やはりいい気持ちはしないと思います。

また、夫のスマホやパソコンから風俗や出会い系の登録や検索履歴を見つけただけでも、大騒ぎする妻もいますので要注意です。

<妻が妊娠中に夫の性欲が溜まって困る場合の対応策>

①理解してもらえるように話し合う

妻と話し合い、要望を具体的に妻に伝えてみましょう。

「溜まったら出さずにいられない」という男性の性をわかってもらうことで、手や口で手伝ってもらうなど、協力を仰げるかもしれません。

協力してもらえなくても、自分で処理することが無難だと思います。

②我慢も必要

性欲が溜まっているからといって、一方的に妻に応じるように迫ったりしてはいけません。

貴方との大切な子どもがお腹の中で育っているのですから、妻の体調や気持ちを優先して、しばらくは我慢するという配慮も必要です。

③妻に無理をさせない

夫のことを考えたりして、妻もセックスに協力的になってくれることもあると思います。

その場合も、安定期に入ってから、できるだけスローに手短かに無理のない姿勢を心がけてください。

そして、感染症予防のために必ずコンドームをつけることも大切です。妊婦さんそれぞれの体調や事情も異なりますので、産婦人科医に相談してみることで安心してセックスに臨めると思います。

いかがですか。

特に妻が初めての妊娠の時など、妻自身も慣れていないため、つわりの辛さや大きく重くなる自分のお腹や体形の変化に戸惑っている場合も多いと思います。

実際の妊婦さんのお腹の重さを”砂の入ったリュック”で体験できたり、赤ちゃんの産湯の練習ができる「父親教室」もあります。

妻の辛さや楽しみを共有することができるので、夫の積極的な参加をおすすめします。

赤ちゃんが産まれてからは、出産や慣れない育児の疲れで、妻はストレスや夫への不満がたまりやすくなります。

この時期に、無理やりセックスを迫ったり、夫の無神経な行動があると、その後の夫婦の関係に大きく響くことがあります。

妻には、貴方からの”子どもを産んでくれたこと”への感謝と労いの気持ちや言葉がけが、励みや頑張りの力になります。

赤ちゃんがお腹の中にいるときから、”2人で協力して育てている”という貴方の気持ちと態度があれば、その後の夫婦の関係性を良好に保つことができるでしょう。