妻を女として見れない

男性から寄せられる「妻を女として見れない」というお悩みの要因としては、夫婦仲の悪化や、セックスレスなどが考えられます。

私は男性からのご相談を多く受けていますが、世間や女性が「男女平等」をアピールすることで、いい意味での「女性らしさ」を失ってしまっている妻が多く存在していることを、もったいなく残念に感じることがあります。

女性らしさを上手に使うことで、男性をがむしゃらに頑張らせたり、嬉しい気持ちで張り切らせたりさせることもできるのに。

結婚している男性が、なぜ妻を女として見ることができなくなってしまうのでしょうか。

考えられる妻に対する原因や理由を挙げてみましょう。

  • 妻に恥じらいがなくなった、昔は恥じらいがあって可愛かったのに、今は昔とのギャップがあり幻滅ばかり
  • 容姿の変化が大きい、歳を重ねたり出産で仕方のない部分もあるが、体型が崩れてきたりだいぶ太ったことに全く構っていない
  • 性格がどんどん強くなり、可愛げがなくなったので、守ってあげたい気持ちになれない
  • 生活態度が怠惰になり、生活全般がだらしなくなったのを見ているのも嫌になる
  • 自分や子どもに対しても、周りの人に対しても文句や悪口ばかり言っている
  • 平気でおならやゲップをしたり、泥酔して醜態を晒すなど、妻の下品な面をたくさん見てしまった
  • 子どもが生まれてから妻を”子どもの母親”としか見れず、家族という感じになってしまった
  • 夫のことをATM扱いし、お金のことばかりうるさく言うのでうんざりする
  • 化粧もオシャレもしないし、いつもスッピンでラクそうな同じ服を着て過ごしている
  • 夫の親族のことを嫌い、バカにしたり悪く言ったり避けたりする
  • 言葉遣いや仕草や態度がガサツになり、女らしさが感じられない
  • 自分が悪くても謝らない、夫に対して感謝やねぎらいや思いやりの気持ちが見られない
  • すべて子ども中心の生活で、夫のことを大事に思っている感じがしない
  • 「疲れている」とか「その気にならない」とか理由をつけて、スキンシップを拒まれる

貴方にも思い当たる項目がありますか?

このように「妻を女として見ることができない」となると、夫婦の間にどのような問題があるのか考えてみましょう。

  1. 夫は、家に帰っても楽しくないので、寄り道するようになる
  2. 妻も夫からの愛情を感じられなくなり、更に夫婦関係が悪化する
  3. 妻とのスキンシップがなくなり、セックスレスになる
  4. 他の女性に「女」を求め、夫が浮気や不倫に向かってしまう
  5. 夫婦が離婚の危機を迎える可能性もある

これらの問題をそのまま放っておくと、「夫が帰宅恐怖症になって家に帰って来なくなる」「夫婦喧嘩が多くなる」「夫婦が別居したり、離婚に向かってしまう」など、望んでもいない結果を招くことにもなりかねません。

では、妻を女としてみられなくなってしまったら、どのように解決していけばいいのか、方法をいくつか考えてみましょう。

①「君のことを女として見れなくなった」と妻にストレートに伝えることは避けましょう。

こんなことを夫に言われたら、さすがにショックですよね。

遠回しに「女らしくしてほしい」ということを伝えることができるといいですね。

例えば、「化粧しておしゃれした君がすごく好きだな、今度の休みに一緒におしゃれして出かけない?」などと言ってみましょう。

そして、化粧しておしゃれした姿を「綺麗だね、一緒に歩いていて自慢だよ」などと褒めることで、妻も自信を取りもどして、「これからも綺麗でいたいな」などと思ってくれるかもしれません。

妻が美容院に行って髪を切ったり染めたりしてきたら、「その髪型いいね」などと気付いてあげることで張り合いが出るものです。妻を綺麗にするもしないも、夫の貴方次第です。

②妻の言葉遣いについては、「子どもの教育上、優しい言葉遣いをするようにお互いに注意しないか?」などと提案するのも一案です。

妻に望むだけでなく、「自分も心がける」というところがポイントです。子どもは親の背中を見て、同じように育ちます。子どもに真似されても困らない言葉遣いや態度をお互いに心がけることが大切ですね。妻の言葉遣いが柔らかくなることで、妻に対する気持ちも変わるかもしれません。

③気遣いや労い・感謝の気持ちをあらわしてほしい場合は、まず、貴方が自分から妻に発することです。

「いつも子育てを頑張ってくれてありがとう」「料理、今日もおいしいね」「部屋が綺麗だと安らげるね、嬉しいよ」などの言葉を積極的にかけることで、妻からの気遣い・労い・感謝の言葉も期待できます。感謝し合うことで、「妻にもいいところがあるな」と思えるのではないでしょうか。

④セックスレスになっている夫婦の場合、何か原因があるのかがポイントになります。

以前、妻から自信を無くすような言葉「キモイ」などと言われたり、何度も拒否されたりすることで、チャレンジできなくなってしまっているケースもあります。

他にも、妻の体型や態度がトドみたいになって女として見れない、妻が子どもの母親になってしまい性的魅力がなくなった場合などが考えられますが、セックスレスになって時間が経っている場合は、妻も「何とかしなければ」と思っているかもしれません。

シチュエーションを変えたり工夫してチャレンジしてみることや、妻に「一緒にダイエットしない?」などと提案するなどの工夫もしてみましょう。

いかがですか。

妻にいろいろお願いすることは、なかなかハードルが高いことだと思いますが、これから先の人生をどう過ごすかの大事なポイントになりますので、何とか頑張ってみてください。

妻には「連れて歩いて自慢できるような女性」でいてほしいと思っていることと思います。

そのためには、貴方自身もそれに相応しい男性でいることも大切です。

どうしていいかわからない時には、私たち夫婦問題カウンセラーに相談してくださいね。