職場で、机の上や周り、引き出しの中などが片付いていないと、探し物が多く、段取りも悪くなり、作業効率が下がります。
家でも、部屋の中や台所などが散らかっていることで、掃除も行き届かず、気が滞りホコリっぽくなり、衛生的にも好ましくありません。
また、気分も落ちますし、何がどこにあるかわからず、家事効率も下がります。
「片付けることが得意」に越したことはないのですが、世の中には片付けが不得意な人がいるのです。
もしかして、貴方の奥さまは「片付けのできない妻」ではありませんか?
片付けのできない妻の特徴や習慣としては、次のようなものがあります。
- 床に物を置く
- 食器をその都度洗わず溜め込む
- 使ったものを片付けられず、出しっぱなし
- 物を買う・増やすばかりで、捨てられないので物が多い
- 「掃除が嫌い」と言って掃除をしない
- ゴミ出しを忘れる
- 取り込んだ洗濯ものが置きっぱなしになっている
- 先延ばしする癖がある
- 片付けだけでなく、とにかく「動きたくない」というズボラさん
- 散らかった状況に不満がない
これでは、家の中が片付くわけがありません。
しかし、ずっとこのまま散らかった家で過ごすのは勘弁してもらいたいですよね。
妻が「片付けられる女」になるために、貴方ができることはないのでしょうか。
こんな「片付けのできない妻」への対処の方法をいくつか考えてみました。
①片付け方がわからない妻に対しては、一緒にやってみせる
「片付けたいのに、どうやって片づけたらいいのかわからない」という妻には、まず貴方が片付けて部屋をキレイにし、片付いた部屋が気持ちよく快適に過ごせるということを感じてもらいましょう。そして、片付け方を教えながら一緒にやってみるのです。妻も「こうすればいいのね」と要領がわかれば、自分でも片付けをするようになるかもしれません。妻ができた時には、認めて褒めてあげることも忘れずに。掃除や片付けすることの気持ち良さや清々しさを感じてもらえるといいですね。
②一度に無理せずに、少しづつ1か所から始める
一気に片付けることができれば嬉しいのですが、片付けの苦手な人が重い腰を上げるだけでもなかなか大変です。まずは、無理のないように、「今日はこの引き出しを片付ける」など、一度に1か所ずつの片付けにチャレンジするといいでしょう。1か所でも片付いてキレイになることで、自信がつき、「次の場所も片付けよう」という意欲が湧いてくると思います。お片付けのプロの方は「物の居場所を決めましょう」と言います。シールを貼るなどしてわかりやすくし、そこに入らないものは捨てると、キレイな状態を保つことができるのだそうです。捨てることに罪悪感があったり、もったいないと思うようなら、「ネットなどで売る」「バザーに出す」「使える人に譲る」などの方法もあります。
③友人や知人を家に招く
プライドが高い妻や、見栄っ張りの妻の場合、人が来ることで家の中を片付けるということが望めます。定期的に家に人が来ることで、ひどく散らかることがなくなり、家の中が片付くという可能性があります。
④専門家に依頼する
お片付けのプロに頼んで、一度スッキリきれいに片付けてもらい、その状態を保てるようにすることも有効です。自分一人で考えていても、なかなか捨てる決心がつかないものです。妻にもお片付けのコツを学んでもらうことができると更にいいですね。
⑤片付けられない病気かも
どうしても片付けが苦手だったり、片付けができないという場合、ADHD(注意欠陥・多動性障害)や、うつ病、統合失調症などの病気が原因かもしれません。その場合、片付けられないことを本人が一番苦しんでいるので、「女のくせに」などと責めることは厳禁です。精神科や心療内科などの受診もおすすめします。根本的に治療できるようなものではないようですので、片づけるためのスキルを身につけていけるように協力していくことを心がけましょう。
⑥得意な方が担当する
妻が片付けられなくても、貴方が片付けられるのでしたら、貴方が片付け担当になればいいという考え方です。妻ができることに目を向け、できないことはできる人が補うということです。片付いていない状況を夫婦双方が「何とか片付けなければ」とか「散らかっていて居心地が悪い」と思わなければ、大きな問題ではないのです(もちろん片付いているに越したことはありませんが)。「居心地が悪いと思う方が片付ける」という考え方もありますね。
いかがですか?
試せそうな方法がありましたか?
部屋が片付いていることで運気アップにも繋がりますし、掃除しやすく、衛生的にも望ましく、”探し物をする時間が減る”という大きな利点があります。
片付けられる妻にするためには、片付けられないことを責めることなく、優しく促したり、貴方が片付けに協力するという姿勢が大切になってきます。
一朝一夕で「片付けられる妻」になることは望めません。
貴方の根気や忍耐も必要になると思います。
“ローマは一日にして成らず”ですね。