貯金箱

貯金のできない妻に困っていませんか?

貯金が大好きで、節約し過ぎる妻も窮屈だったりしますが、貯金のできない妻というのも困ってしまうものです。

そもそも、一般家庭の平均貯蓄額ってどのくらいなのでしょうか。

2019年2月に公開された政府の調査では、2人以上の世帯1世帯あたりの貯蓄額は、平均1,697万円。

世帯主が40代である世帯の平均貯蓄額をみてみると、931万円。

そして、4人に1人は貯金が100万円以下、4人に1人は1,000万円以上の貯金があるそうです。

こんな情報を知ってしまうと、一生懸命働いているのに、家庭に貯金がないとしたら焦るし、悲しくもなりますね。

仕事にも気合いが入らないかも知れません。

では、なぜ妻は貯金ができないのか、妻が貯金できない原因や理由とその対策を考えてみましょう。

《妻が家計に無頓着過ぎる》

家計を任せられているのに、家計に無頓着で経済観念がない妻の場合、「貯金をしよう」という気持ちも、「貯金をしなくちゃ」という考えもないものです。

これでは妻に貯金を望むことはできませんね。

このような妻に家計を全て任せてしまうことは危険です。夫が家計を管理する方法に替えるか、家計共有アプリを使って夫婦が一緒に家計管理するという提案をしてみるのはいかがでしょうか。

《クレジットカード決済が多い》

国がキャッシュレス化を推進していることもあり、最近ではできるだけ現金を使わず、クレジットカード払いや、電子マネーやデビットカード、QRコード決済などが主流になりつつありますね。

このような支払いばかりになると、余計に使いすぎがわかりにくいということも考えられます。

レシートを受け取らなかったり、すぐに捨ててしまったり、使った金額を管理する気が全くない妻の場合、「貯金どころか収入以上に支出してしまっていた」なんてこともありますので要注意です。

対策としては、クレジットカードを1枚に絞り、ひと月の利用上限額を決めることも有効です。

レシートを必ず受け取るようにして、月々の利用額を把握するようにできるといいですね。

《残った分を貯金に回そうと思っている》

節約して生活しているので、これ以上節約できないと思っていて、残った分を貯金しようという計画の妻の場合、たいていは残らず使ってしまうので、貯金に回すほどお金に余裕がなくなってしまうものです。

最初からきちんと貯金分を分けておかないと、知らないうちに使ってしまいます。

妻に家計を任せるにしても、貯金分を予め抜いた金額で家計をやり繰りしてもらうようにできたらいいですね。

《一つの口座でやり繰りしている》

給料が振り込まれる口座だけで家計管理をしている場合、どうしても全部使ってしまう可能性が高くなります。

対策としては、貯金専用口座を作り、毎月の給料から「貯金専用口座」に直接決まった額を先に引き落とししてしまう。

貯金ははじめから別口座に入るようにしておいて、貯金口座には手を付けないなどの工夫がおすすめです。

《妻の小遣いを決めていない》

妻にお金のかかる趣味があったり、ママ友などとの付き合いが多い場合などは、ランチなど特にお金がかかります。それでなくても女性は化粧品や服・靴・バッグ、アクセサリーやネイル・エステなど、意外に必需品だけでもそこそこお金がかかるものです。

専業主婦でも、必要最低限の小遣いを決めて、その中で自分にかかるお金をやり繰りをしてもらうということも提案してみましょう。

小遣いも生活費も、月単位より週単位でやり繰りした方が節約しやすいようですよ。

《子どもにはいくらでもお金を使う》

自分にはほとんどお金も使わないし、生活費も節約する気持ちがあるのだけど、子どもには甘く、習い事やオモチャや子供服などにはいくらでも支出を惜しまないというタイプの妻もいます。ママ友に対する見栄もあるのでしょうか。これでは貯金もできませんね。

中学・高校・大学生になると、子どもにも多くのまとまったお金がかかるようになります。

小さいうちに少しずつ貯金していかないと将来困ることになりかねません。

妻にも理解してもらうようにして、夫婦で話し合うことがおすすめです。学資保険を給料から天引きで掛けることもいいかもしれませんね。

《妻が見栄っ張り》

見栄っ張りな女性は計画性なしにお金を使ってしまうところがあります。

私の知人女性にも、見栄っ張りで結婚前に借金してまで買い物をしてしまい、結婚後も借金に追われている人がいました。

収入に見合った生活をしないと、貯金どころじゃなくなってしまいますね。

貯金ができていないことで将来どんなに不安なのかを話し、それでも見栄を張りたいのなら「自身で働いて稼いだお金で自分の物を買ってもらう」などの提案をしてみましょう。

《家の中に物が多い》

「安くなってたから」「お買い得だから」「100円だから」などと理由をつけて、必要でもないものをどんどん買ってしまう妻は、家の中に物が増えて片付かず、意外に散財してしまっているということが多いものです。

大きい買い物をしていないから、節約できている感覚に陥っていますが、それでも結構無駄遣いしているものです。

こんな調子だと、貯金する余裕はなくなってしまっています。

まず、家の中を一度スッキリ片付けることをおすすめします。

お片付けのプロに頼んでもいいでしょう。

そして、キレイな状態を維持するために、なくても済むものを買うことをやめるのです。

買い物に行く際に、買う物をメモして行き、それ以外の物は買わないようにすることも提案してみましょう。

物が少なくてスッキリ片付いていることが気持ちいいと感じてくれるといいですね。

《貯金の目標がない》

貯金する目的が決まっていないと、貯金する気持ちが失せてしまう可能性が高くなりますね。

「何のために貯金をするのか」「お金を貯めるとどんないいことがあるのか」がイメージできないと貯金を頑張ろうと思えないこともわかりますね。

「年に一度は家族で旅行する」「子どもの私立学校受験」「車を買う」「家を買う」「老後の資金を貯める」など、妻が励みになるような貯金の目標があると、貯金が増えることに喜ぶこともできますね。

《妻に秘密の貯金がある》

家の貯金はないのですが、実は妻がこっそり家計から自分自身のへそくりにお金を回していたという例がありました。

また、夫に内緒で家計から実家に仕送りしていた妻もいました。

この場合は、妻と話し合うことが必要です。自分の口座に貯金しているようなら、離婚する計画があるとか、何か事情があるはずです。

離婚に際しても、結婚してからの貯金は財産分与の対象になりますが、妻名義の貯金の存在を知らなければ分けることもできません。

妻に任せっぱなしにしている男性は要注意です。

いかがですか。

何とか、妻が「貯金のできる妻」になってくれるといいですね。

他にも、保険の見直しや住宅ローンのかけ替えはできないか、家計の中で節約できる部分はどこなのか、夫が病気になったらどうするのかなども、夫婦で節約や貯金についてじっくり話し合うことをおすすめします。

2人での話し合いが難しい時には、夫婦問題の専門家である「夫婦問題カウンセラー」や、お金の専門家である「FP(ファイナンシャルプランナー)」に相談することもおすすめします。