男性からの相談を受けていると、金遣いの荒い妻に対する不満の声をよく耳にします。
家族のため子供のためと、辛いことも我慢したり、上司の言いなりになったり、通勤の満員電車でも体力を使い果たし、日々の仕事を頑張っているのに、妻は考え無しにどんどんお金を使うのです。
このような妻は、夫のことを労う気持ちもなく、感謝するでもなく、当然の権利のように自由にお金を遣うのです。
金遣いの荒い妻には主に次のような特徴があります。
- 夫との金銭感覚の差が大きい
- 夫は小遣い制で、給料が上がっても夫の小遣いは変わらない
- 夫には家計を隠しているので、家計簿なんてつけない
- 全く働く気がない
- お金を自由に使うだけで家計の管理はできない
- 稼いでさえくれれば夫は家に居なくてもいいと思っている
- 夫の健康などについて興味がないし心配にもならない
- 子どものこと以外に夫と共通の目標も夢も話題もない
このような特徴の「金遣いの荒い妻」は、夫に対して「セールで安くなっている時に買っている」「ママ友との付き合いで仕方ない」「子どものための必要な品を買っている」「親に仕送りしている」「株や投資で増やそうとして失敗した」などの言い訳をします。
しかし、実際には「分不相応なブランド物のバッグ・服・靴・装飾品などを買い集めている」「パチンコに通っている」「裕福なママ友に合わせて見栄を張って付き合っている」「手料理を作らずにデパ地下で惣菜を買ってくる」「ホストクラブに通いホストに夢中になっている」というようなことにお金を遣っていることが多いのが現状です。
中には、夫が聞いても調べてもどうしても使途がわからないこともあります。
もしかしたら、妻が離婚を考えていて、離婚後の自身の生活のために夫の稼ぎから妻名義の貯金をこっそり貯めているのかもしれません。
ネット銀行などは通帳もないので調べることはなかなか難しいのですが、疑わしいと思ったら一応調べてみることもお勧めします。
夫の収入が多いようなケースでは、自由に使ってもいくらでもお金があると勘違いしている妻もいます。
夫の収入だけでは足りなくて、妻がクレジットカードで借り入れをしていたり、最悪の場合は悪徳業者から借金をしていることがわかって、家計がニッチモサッチもいかない状況になってから気付き、困り果てている男性からの相談もあります。
「金遣いの荒い妻」に困っている男性は、たいてい妻に家計管理を任せっきりにしているというケースが多いのです。
しかも、仕事を頑張り、出世しているサラリーマンや、自営で事業を頑張り、結婚当初より収入が増えているのに、全く貯蓄もないような場合は、妻のお金の遣い方を調べてみることも必要ですね。
では、金遣いの荒い妻に対してどのように対処したらいいのか、解決策があるのかを考えてみましょう。
①”お金を何に使っているのか、借金はないのか”を妻から聞き出す
夫が頑張って稼いだ大切なお金を、何に使っているのか聞いて対処法を考えましょう。また、もし借金までしていることがわかったら、何とか返済していく必要があります。
②今後はお金を自由に使わせないようにする
妻に家計管理を丸投げすることは辞めましょう。
妻がお金を自由に使えることで購買欲を制御できなくなってしまい、金遣いが荒くなったということも考えられます。
夫が家計管理をして、妻に必要な小遣いを渡すという方法です。また、「妻にクレジットカードを使わせない」または「利用できる上限額を低く設定する」「使途を明確にするためにカード明細を必ずチェックする」「キャッシュカードも持たせない」などの工夫も検討しましょう。
③家庭の収入を増やす工夫をする
金遣いの荒い妻は、夫の言うことを素直に受け入れるタイプの女性ではないと思いますので、貴方が妻に「身の丈に合ったお金の遣い方をしてほしい」と頼んでも聞いてくれないと察します。
もし、本当に収入が少なくて足りないのなら、妻にも働いて稼いでもらうとか、夫も副業や転職なども検討しなければなりませんね。どうしてもわかってもらえない時は、妻の両親に相談するのも一案です。
④共通の目標や夢を持つ
「家を建てる」「車を買う」「家族で海外旅行に行く」「老後の豊かな生活のために一千万円貯金する」「子どもの教育資金を準備する」など、ワクワクする夢や具体的な目標があると節約も楽しめたりするものです。
また、夫婦仲が悪いとストレス発散のために買い物依存になってしまう場合もありますので、”夫婦の関係性の見直し”や”会話を多く持つ”などを意識することで解決が望めることもあります。
⑤専門家に相談する
お金の専門家(ファイナンシャルプランナー)に夫婦のお金の遣い方を診断してもらったり、この先のマネープランを一緒に考えてもらうのもおすすめです。
妻が頑固だったり夫の意見に否定的な場合には、夫婦だけで話しても、なかなか話し合いにもならないでしょう。
第三者に話してもらうことで、妻が耳を傾けることも期待できます。夫婦仲に問題があるような場合には、夫婦問題カウンセラーに相談することで夫婦関係の修復を図ることも期待できます。
いかがですか。
ぜひ、これらの「金遣いの荒い妻」への対処法や解決策を試してみてください。
妻に金遣いのことを少しでも話そうとすると「セコイ」とか「ケチな男」とか言われて逆ギレされるので、「思ってるのに言えない」という事情もあるかと思います。
妻にとって不都合な話や気に入らない話だと、無視されたり、こちらの10倍位の言葉で文句や言い訳が返ってきたりするので、話しかけるのも嫌になっている男性もいらっしゃると思います。
そんな場合には、妻に対する希望やお願いを「話す」のではなく「紙に書いて妻に読んでもらう」方法をお勧めします。
「売り言葉に買い言葉」で言い合いの喧嘩になることが防げます。
どうしてもわかってくれない場合は、「離婚」という最終手段もあります。
貴方が汗水流して苦労して頑張って稼いだお金です。
大切に家族みんなのために気持ちよく使えるように、そして家族の未来のために計画的に貯蓄もできるように、一歩踏み出しましょう。