女子会

妻が女子会で無駄遣いをしているように感じて気になっている男性、いらっしゃいませんか?

女子会といっても、子ども関係のママ友の集まりや、職場の女子仲間の飲み会、趣味のお仲間の集まり、学生時代の友達との集まりなど、様々なものがありますね。

このような女子会に頻繁に参加していたり、家庭の収入に合わないような贅沢なお付き合いをしていたり、女子会のために服やバッグや靴・装飾品などにもお金がかかっているような場合は、貴方から見ると「無駄遣い」だと考えてしまうことも納得できます。

女子会って、男性がいると話しにくい内容でも、女性だけだと気兼ねなく話すことができて、ストレス発散できることがメリットなんです。

ランチ会や飲み会、趣味の集まりや遊び目的などのさまざまな集会があります。

Wikipediaによると、「女子会」のもともとの火付け役となったのは、モンテローザが展開する居酒屋チェーン「笑笑(わらわら)」の「わらわら女子会」という女性専用プランメニューで、2008年ごろから取り上げられるようになったそうです。

余談ですが、私自身も、その頃の「わらわら女子会」というプランメニュー、利用した記憶あります。

このプランは、申し訳ないくらい安くて、かなり長い時間お喋りができて、とてもお得だったことを覚えています。

しかし、世の中の女子会が、すべてこのようなお得なものばかりではありませんね。

生活に支障が出るほどの金額を使って、女子会に参加しているというケースもあり、妻に注意もできずに悩んでいる優しい男性もいらっしゃるのです。

夫婦問題カウンセラーの私のところには、このような優しい男性からのご相談も多く寄せられています。

過去にいただいた男性からのご相談の中で、夫が考える「妻の女子会関係の無駄遣い」には、次のようなものがありました。

  • 妻が結婚前にキャバ嬢をしていた頃の友だちとの女子会は、服や靴・バッグ・装飾品などにもお金がかかり、飲食も贅沢と思うようなものだけど、行かないでくれとは言えない
  • ママ友との付き合い女子会は、我が家の財政に合わないような高級なお店で豪華ランチしたりしている
  • 女子会でママ友が家族で行ったというお店の話などを聞いて来て、自分も行かないとという気持ちになるのか、家族で身分不相応と思われる外食をしてしまうことがある
  • 女子会での話題で、子どもの習い事やお受験などに急に興味を持ち、ママ友と足並みを揃えたがり、習い事を増やしてしまう
  • ママ友との女子会で刺激を受けて、ブランドの服やバッグなどに興味を持って買い揃えようとする
  • オシャレ意識の高いママ友の影響で、女子会に行くためにエステやネイルなどのオシャレにお金を使うようになる
  • ママ友との女子会の流れで、ホスト遊びやギャンブルに通うようになる

これらの状況を、夫は「無駄遣い」だと感じてしまうのですね。

男性からすると「なんで、断れないのかな、断ればいいのに」と思うかもしれません。

女性の心理には、「仲間外れ」になりたくないという気持ちがあるのだと思います。

特に、子どもがいる場合、ママ友同士の女子会は、子どもの学校などの重要な情報源でもあり、大切なものなのです。

ママ友同士で、「察する」「合わせる」「配慮する」という面倒な気づかいをしながら、付き合いを続けている場合もあるんです。

そんな状況なのに、夫から「そんな無駄遣いばかりの女子会、断れよ」なんて言われたら辛いということも、理解してあげられるといいですね。

本当は妻自身が、ママ友同士で張り合ったり、見栄を張ったりせずに、一歩引いて付き合い、断る勇気を持てるといいのですが、それもなかなか難しいものです。

無理にやめさせようとしても、妻を困らせるだけかもしれません。

女子会などの付き合いを断ったりすることは、女性同士の付き合の中では「翌日から無視されたり、仲間外れにされたり、いじめられたりするんじゃないかな」との、心配に繋がったりするものです。

夫として、何かできることはないのでしょうか。

次に、妻の女子会での無駄遣いを止めさせるための対応策を、いくつか考えてみましょう。

①妻が専業主婦の場合、「パートなどで短い時間でも働いてもらう」こともおすすめします。女子会仲間と付き合う時間が減るかもしれませんし、収入も増えるので一石二鳥です。

②夫婦仲が悪くなるだけかもしれませんので、あまりおすすめできませんが、「妻が自由に使えるお金を制限したり、上限を設けたりする」という考え方もあります。

③夫婦で共通の目標や夢を持つことも一案です。例えば、「家を買う」「車を買い換える」「子どもを留学させる」「夫婦の老後の豊かな生活のために貯金する」「年に一度家族で旅行に行く」など、具体的な目標や、ワクワクする夢があると節約も楽しめて、女子会に使うお金を「無駄かも」と思えたりするものです。

④夫婦仲が悪いことで、ストレス発散のために女子会に依存してしまう場合もあります。夫婦の関係性を見直したり、夫婦の会話を多く持つことなどを意識することで、妻の女子会の無駄遣いが減らせる効果が望めるかもしれません。

いかがですか。

妻にとって女子会の付き合いは、不毛だと感じる部分もあり、無駄遣いにもなっているとわかっているけど断われないというジレンマもあると思います。

このような妻の気持ちも理解したうえで、妻には「そうなんだそれは辛いね」「そうか、仲間外れになっていじめられないか心配なんだね」など、寄り添う姿勢が大切です。

夫としては、「妻の女子会は無駄遣いが多い」と思っていても、頭ごなしに妻を怒らず、話をじっくり聞いてあげて、できそうな対策を一緒に考えてあげられるといいですね。