妻が不機嫌

妻の機嫌が悪いと、嫌味や小言や文句が多くなりますよね。

家事をするにも嫌々やっている感じがして、話しかけても「べつに?」などとトゲのある素っ気ない返事が返ってきたりします。

「こいつ今 機嫌悪いな?」と理解できるけど、どう対応したらいいのかわからずに困ったことがあるのではないでしょうか。

妻が機嫌悪い理由として考えられることを、いくつか挙げてみますね。

1.家事や育児などで疲れている

育児や子育て、家事や仕事で毎日忙しく、自分の時間や、ゆっくり寛ぐ時間がないのに、夫は帰宅後や休日に、家のことをせずゆっくりダラダラ過ごしている。夫は休める時間があるのに私はいつも疲れているし、不公平感が拭えない。夫は家庭のことを顧みず自己中心的であると妻は思っています。

2.夫は察してくれないし、話を聞いてくれない

妻が専業主婦の場合には、あまり外に出ることもなく、1日のできごと(子どものことや近所のことやニュースの話題など)を、帰宅した夫に聞いてほしいと必死に話しかけます。仕事でクタクタになった貴方は、適当に聞いて適当に返事したり、「疲れてるんだ、放っておいてくれ」というモードになったりします。妻は「夫が話を聞いてくれない」「私を無視する」「私の気持ちを察してくれない」と、不満を積み重ねるのです。

3.子ども以上に夫に手がかかる

夫が片付けられない性格だったり、家事もできず子供よりも手がかかることで妻がうんざりすることがあります。夫の世話までしている余裕がないのに、夫が”妻に頼って当たり前”の態度を変えないことに呆れているのです。妻を頼り過ぎず、自分のことは自分でできるといいですね。

4.女性ホルモンの関係や出産などでイライラする時がある

女性は男性にない特有の症状が出る時期があります。例えば以下のような時です。

・PMS(月経前症候群)

生理の1~2週間前から生理前までの間、肌荒れや頭痛などの身体的症状や、イライラしたり泣きたくなったりの精神的症状が続きます。

・生理痛

生理の時に腹痛や貧血、身体の怠さがあり、ひどいと起きていられない場合もあります。生理痛が重い場合、子宮内膜症や子宮筋腫などの疑いも考えられます。

・産後クライシス

産後2年以内に夫婦間の愛情が著しく冷めてしまう現象で、離婚に発展することもあり得ます。

・更年期障害

閉経の前後(45~55歳頃)に、検査では特に異常がないのですが、のぼせ、ほてり、めまい、頭痛、倦怠感、不眠などの身体的症状や、不安、憂鬱、気持ちの落ち込み等の精神的症状がみられます。ひどい場合は日常生活が送れなくなるケースもあります。

これらの時期であることで、妻がイライラしている可能性があることも知っておく必要がありますね。

それでは、妻の機嫌が悪い時、夫として貴方はどのように妻に対処したら良いのでしょうか。

妻は、夫に「子育てに協力してほしい」「察して欲しい」「寄り添って欲しい」「話を聞いてほしい」「優しく共感してほしい」などの希望を持っています。

例えば、妻の話には優しく耳を傾け、「それは辛かったね」「気づかなくてごめんね、そう感じてたんだね」などの言葉をかけることで、妻は”夫が自分のことを理解して大切に思ってくれている”とわかり、安心するのです。

難しいかもしれませんが、”機嫌が悪いから”と妻を責めずに、そんな時こそ積極的にコミュニケーションをとることや、妻のしてほしいことを察することが大切なのですね。