妻が子どもに対して暴言や暴力がある場合、夫として父親としてどう接していいのか悩むのではないでしょうか。

見て見ぬふりすることもよくないですし、かといって口を挟んだり止めたりすると、余計に妻がイライラしてさらに子どもに当たる可能性もありますね。

夫がいないところで、子どもへの暴言や暴力が行われている可能性も考えられます。

どんどんエスカレートしていくかもしれません。

妻が子どもに口止めしているケースもあります。

悩ましい状況ですね。

少しでも早いうちにやめさせたいものですが、妻が子どもに暴言を吐いたり暴力を振るっている場合の対応策や夫としてできることを考えてしましょう。

暴言や暴力を観察してみる

子どもに対しての暴言や暴力ですが、理由や原因は、もしかしたら妻自身のストレスや過去の経験、感情のコントロールの難しさなどが影響している可能性があります。

妻の育った家庭環境、両親との関係の影響も考えられます。

妻自身も同じような環境で育ったかもしれません。

また、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)などから来るもので、生理前などにイライラが抑えられないという可能性もあります。

この場合、婦人科の受診で薬を飲むことなどで軽減される可能性もあります。

母親からの子どもに対する暴力や暴言は、子どもの精神面で深刻な影響を及ぼす可能性が多くあります。

子どもの言動や行動や感情の変化などに注意を払って、妻の暴言や暴力が子どもにどのような影響を及ぼしているのかを把握することも大切です。

妻との関係性を見直してみる

夫婦のコミュニケーションがうまくいっていないという事はありませんか?

お互いの思いや感情などを共有できる場があり、素直な気持ちを伝え合うことができると夫婦間の理解を深めることが望めます。

コミュニケーションを深めるためには、妻の話をちゃんと聞いて理解しようとする姿勢も大切です。

否定せず、まず賛同する、共感的な理解を心がける、無条件に妻を肯定する配慮も必要です。

妻自身も、自分のことを肯定してもらえることで、心が少しでも安定するかもしれません。

妻のことを理解してサポートする

妻の気持ちやストレスをできるだけ理解して共感の気持ちを表すことも重要です。

妻自身も様々なストレスを感じている可能性を考えて寄り添う姿勢を見せましょう。

妻が子どもに暴言を吐いたり暴力を振るう背景には、家事や育児などの負担が関係しているかもしれません。

あなた自身も、家事や育児のサポートを心がけ、妻の負担を少しでも軽減することができると、夫婦間の雰囲気も変わって、妻の子どもへの対応も変わるかもしれません。

専門家のサポートに頼ってみる

夫婦2人だけの話し合いではなく、心理カウンセラーや家族療法、夫婦問題カウンセラーなどに相談し、専門家としてのアドバイスを受けることで、効果的な対応策を見つける手助けにもなります。

妻自身が「子どもに暴言を吐かない暴力をふるわない自分に変わりたい」と思っている場合は、定期的なカウンセリングを受けることで、変われる可能性があることを伝えてみましょう。

場合によっては、お互いの両親や兄弟姉妹などの意見やサポートも頼ることができるのではないでしょうか。

子どもへの心のケアやサポートも大切

母親からの暴言や暴力を受けている子どもは、いつも母親に怯えたり母親の顔色をうかがっているため、母親に素直に甘えることができません。

母親のいないところで、父親に甘えられる時間を作るなど、子どもが遠慮なく自分の気持ちを表現できる場を作れるといいですね。

父親として子どもの感情を受け入れるために、否定せずに子どもの話を聞いてあげたり、希望や願いを聞き出すこともしてみましょう。

いかがですか。

子どもに暴言や暴力がある多くの親は「しつけだから仕方がないし、悪いと思っていない」とおっしゃいます。

暴力や暴言を使わなくても、子どものしつけはできるということを、何とかわかってほしいですね。

ただ、夫が言ったところで素直に受け入れるとは思えませんよね。

第三者を通して伝えることも一案です。

暴力が酷い場合など、虐待と捉えられる場合もあります。

保護者や子ども本人からの相談と、近隣等の匿名の通告などがあった場合、子どもを一時的に児童相談所に保護されるケースもあります。

児童相談所に相談してみることも、できることのひとつですね。

児童相談所虐待対応無料ダイヤル189(いちはやく)で、お近くの児童相談所に繋がるようです。

子どもの年齢によっては、抵抗もできずに暴言や暴力を受け続けるしかない場合もあります。

学校に通うような年齢になっても、暴言や暴力を受け続けてきた子どもは、全く抵抗できない状況になっているケースも多いものです。

周りにいる大人が、早く気づいて子どもを守れる対処ができることを願っています。