夫源病

このところ芸能ニュースで話題の「夫源病(フゲンビョウ)」ってご存知ですか?

大阪樟蔭女子大学の石蔵文信教授が男性更年期外来で中高年の夫婦の患者さんを診察する中で気付き命名したそうです。

医学的な病名ではなく、いわゆる造語なんですね。

「夫の何気ない言動に対する不満が多くある」「夫の存在そのものが強いストレスになっている」などが原因で、自律神経やホルモンのバランスを崩して、妻の心身にめまい・動悸・頭痛・不眠などの症状が現れます。

中年女性の体調不良の原因は、病院にかかると、よく「更年期障害」とされてきましたが、夫が原因で起こっているケースもあるといいます。

しかも、年代限らず夫や彼を持つ女性なら誰でも「夫源病」にかかる可能性があるんですって。

夫婦の会話がなくなることから始まり、「ありがとう」「ごめんなさい」を妻にあまり言わない夫、「誰のおかげで生活できているんだ?」なんて夫から言われたり。

夫は、定年退職を機に、出かけないで家にずっと居る。妻は一日3食の支度と後片付けで、出かけたくても出かけにくい。女友達との付き合いもままならない。

家庭内なのに、職場の上司のような態度と言動の夫。妻はストレスが溜まる一方。

このような、夫が原因の「夫源病」だけでなく、妻に対してのストレスが溜まり、妻と一緒に家に居ることで夫の体調が悪くなってしまう「妻源病」という言葉もあるんです。

思い当たる男性、いませんか?

夫も妻も、ストレスを溜め込まないようにすることが大切。

夫婦だからといって、干渉や束縛し過ぎず、お互いに心地よい距離感の夫婦関係を築いていきたいですね。