妻の小言

妻の小言が「ウザいな」と感じたことはないでしょうか?

もともと女性は口数が多い傾向にあるのですが、何か文句や不満があると、「小言」という形で容赦なく夫や子どもに攻撃してきます。

何で機嫌が悪いのか、何に対してイライラしているのか、それがわかると対処もしやすいのでしょうけど、聞ける状況でない時は参ってしまいますよね。

妻が小言を言いたくなる状況としては、次のようなものが考えられます。

  • いつも注意していることを直そうとしてくれない
  • 夫がタバコやお酒を辞めてくれない
  • 夫や子どもがゲームばかりに夢中になっている
  • 夫の食事の際の食べ方で気になるところが直らない
  • 夫や子どもが片付けられない
  • 夫がテレビばかり見ていて何もしてくれない
  • 夫のお金の遣い方に不満、節約に協力してくれない
  • 夫や子どもが家事への協力体制がない
  • 夫の車の運転が荒い
  • 妻自身のストレスや不満がたまっている

思い当たる項目がありますか?

特に妊娠中などは、精神的に不安定になりがちで、体が思うように動かなかったり、つわりで苦しかったりすることで、小言が増えるかもしれません。

更に出産後には”産後クライシス”といって、「育児に忙しく自分の時間がない」「仕事を辞めたり休んだりで周りの人間関係が変わる」「社会と接していない不安」「家事や育児に終わりがなく達成感がない」「思うように夫の協力が得られない」「自分だけが辛い思いをしている」などという被害者意識や不公平感から不満が募ったり、精神的に不安定になるものなのです。

日ごろの不満やイライラを「小言」という形で夫にぶつけてしまうことになるのですね。

妻としては「もっとちゃんとしてよ」という気持ち、夫は「いちいち細かいこと言うなよ 」という気持ちで、対立してしまうのですね。

では、妻の小言への対処法を7つ挙げてみましょう。

①コミュニケーションを心がける

妻の話を聞くという姿勢で臨む。妻とコミュニケーションをとるように心がける。とにかく妻を褒めるのも効果的です。できるだけ「ありがとう」「いいね!」「かわいいね」「似合うよ」などの声を掛けたり、妻のことを「おかあさん」「ママ」ではなく名前で呼ぶことも大切です。

②反論しないで聞く

妻の小言に反論してしまうと、喧嘩や言い合いになり、夫婦間に嫌な雰囲気が残ります。妻の小言はできるだけ聞き流すことをおすすめします。一般的に女性は、答えや解決策を求めていないので、話に共感して欲しいだけの場合がほとんどです。話を聞くときには、テレビを消す・箸を置くなど話を聞く姿勢を見せることで、妻の気持ちも変わってきます。

③自分の意見も言ってみる

妻の小言が頻繁だったり、長かったりすると、聞いているのも辛くなりますね。

難しいかもしれませんが「聞いていることが辛い」という自分の気持ちを、妻に伝えることも試してみましょう。妻が気付いてくれて、少しでも小言が減ってくれたら助かりますね。

④自ら直す、改善してみる

妻の「小言」の芽を摘む方法として、普段「小言」で言われていることを、自ら直したり改善したりすることで、妻からの「小言」を未然に防ぐという考え方です。例えば、”靴下を脱いだら表に返して洗濯かごに入れる”ということも、気をつけてやるように心がけていると、それが習慣化されて普通にできるようになってしまうことも考えられます。「それができるなら、とっくにやってるよ」と思うかもしれませんが、全てとはいかなくても、できることだけでも改善することで、妻から貴方に対する見方も変わってくるのではないでしょうか。

⑤気分転換してもらう

妻は、家事や子育てなどで「自分の時間がない」とイライラしてストレスが溜まっている場合もあります。妻に「子どもを預かるから、一人で外出してきたら?」「今日は一日ゆっくり休んで自由に過ごしたら?」「何日か実家に行ってきたら?」「今日は外食しようか」などの提案をしたり、「家族旅行に行こうか」「女友達との飲み会に行って来たら?」と提案するなど、妻が1人になる時間や息抜きできる場を作ってあげて、気分転換してもらうことも有効です。

⑥「小言を」いいように捉える、愛情の裏返しと考える

妻が本当に夫のことが嫌いになったり、関わりたくないと思うようになったら、夫に何も期待しなくなります。そうなると、夫に小言や文句を言うこともなくなり、目も合わさなくなることもあります。「小言」を言ってくれるということは、まだ夫に愛情があり、夫が変わってくれることを期待しているということです。「いちいち細かいなぁ」と思うことも、「こういう几帳面さがあるから家事をきちんとこなしてくれているんだな」とも考えられます。考え方次第で、妻の期待に応えるべく頑張れるのではないでしょうか。

⑦妻のストレスの原因を知る

妻が「小言」を言うのは、ストレスが溜まっているということも原因のひとつです。夫のこと、子どものこと、家事のことなど、ストレスの素はたくさんありますね。更に共働き夫婦の場合には、仕事のストレスがあることも考えられます。原因がわかれば、解決できる可能性もありますし、解決できなくとも、話を聞いてあげて共感してあげるだけでも気持ちが違うものです。夫婦間のコミュニケーションが不足していると、妻の「小言」も多くなると思いますよ。

いかがですか?

妻の「小言」が多いのには、他にも何か理由があるかもしれません。

「妻が貴方の浮気を疑っている」「貴方の散財や浪費癖を直そうとしないことに呆れている」など、妻を不安にさせていることがあるのかもしれません。

いずれにしても、普段の夫婦の会話やコミュニケーションが大切ということですね。

貴方が妻の話をちゃんと聞くという姿勢を持つことで、「妻の小言」という形でなく、「夫婦の会話」という形に変えることができるのです。

もし、妻が「小言」を通り越して、会話することを拒否したり、家事を放棄したり、実家に帰ってしまったり、イライラしてヒステリックになったり、夫に触れられるのを嫌がるような場合には、要注意です。

早めの対処が必要ですので、迷っていないで相談してくださいね。