妻と復縁したい

離婚経験のある男性が「元妻と復縁したい」と思うケースがあります。

このような男性は、元妻に未練が残っていたり、離婚したことを深く後悔したりしているのです。

離婚後に、他の女性と縁があり、他の女性と交際をしていたり、再婚しているような場合には、元妻との復縁を望むことはないのでしょう。

ですが、離婚後ずっと一人で過ごしているような場合には、寂しさもあり元妻との復縁をつい考えたりするのでしょう。

《元妻との復縁を望む事情》

元妻との復縁を望んでいる男性には、次のような事情があることが多いようです。

  • 離婚後の一人の生活は寂しくて孤独感に苛まれている
  • 次の好きな女性がいないので、休日なども退屈でつい元妻や子どものことを考えてしまう
  • 自分の子どもと離れ離れの生活が辛すぎる
  • 一人暮らしの家事や生活で、不便さをしみじみ感じている
  • 慰謝料や養育費の支払いで、自分も経済的に余裕がなく苦しい

このような事情は、元妻と復縁することで解決できると考えているのでしょう。

しかし、離婚した際の原因によっては、元妻と復縁することが難しい場合もあるのです。

次に、そんな元妻との復縁を考えている男性の「離婚に至った原因」を見ていきましょう。

《元妻との離婚原因》

元妻との復縁の可能性が考えられる離婚原因

  • 子どもができなかった、不妊治療が原因で夫婦が不仲になった
  • 妻と姑の仲が悪かったり、嫁姑問題や親族関係が原因での離婚だった
  • 些細な夫婦喧嘩が原因で離婚に至ってしまった
  • 夫婦のどちらかの浮気や不倫が原因で離婚した
  • 生活時間の大きなズレなどのすれ違いが原因の離婚
  • 夫の借金問題など金銭的な原因での離婚

これらの原因での離婚については、離婚原因であった事柄が離婚後に解決できたり、よく考えたら離婚しなくても他に解決方法があったというケースがあります。

このような場合は、子どもがいなくてもいいと考えたり、妻が姑や親族と関わらなくて済むようにしたり、浮気や不倫相手とは別れてしまって一人でいる状況だったり、借金問題が解決したり、などと解決ができたことで、復縁の話を切りだしやすくなることが考えられます。

合わせて、自分が離婚前と変わったということをわかってもらうとか、ある程度の冷却期間を置くとか、子どもがいる場合は、養育費や面会交流などの他にも、子どもに対するサポートに協力的であることなどが、元妻との復縁の必須条件となるでしょう。

しかし、元妻との復縁がかなり難しいケースもあるのです。

《復縁が難しいケース》

残念ながら、元妻との復縁を望んでも復縁が難しいのはこのようなケースです。

「元妻が再婚している、または、付き合っている男性がいる」
「元妻が経済的に自立できていて、誰の援助も求めていない」
「元妻からの強い意思での離婚だった」
「長年考え抜き、準備を万端に進められた熟年離婚だった」
「離婚理由が夫のDVやモラハラだった」

このような理由での離婚だった場合は、元妻との修復はなかなか難しいと考えます。

では、実際に元妻と復縁を考える場合に、どのようなことに注意して、どのように進めて行けばいいのでしょうか。

《元嫁との修復の実践方法》

元嫁との復縁を考えているのでしたら、次のようなことに注意して進めて行きましょう。

①できるだけ元妻との連絡を絶たないようにし、元妻の生活ぶりがわかるようにしておく。
②養育費をきちんと払い、面会交流にも積極的に参加し、子どもとの関係を良好に保っておくことで、子どもが「パパも一緒にみんなで暮らしたい」などと言ってもらえるようにする。
③元妻が出かける時など子どもを預かったり、力仕事などを率先して手伝ったり、元妻のサポートもできるだけ気遣うようにして「やっぱり男手が必要だな」と思ってもらう。
④元妻や子どもの生活費が足りているのかなどの金銭面での心配や、元妻がお金に困っているようなら援助するなどのサポートを心がける。
⑤「離婚の際に自分の何が悪かったのか」に気付いて反省し、直す努力を惜しまない姿勢をアピールし、元妻のことを「かけがえのない女性」だったと気付いたと伝え続ける。
⑥自身の両親や親族などにも協力してもらえるように、きちんと話しておく。

元妻との修復を考えているなら、このようなことに気をつけて努力していくことが必要です。

女性が一度離婚を決めたら、多くの場合なかなか気持ちが覆ることがないのが実情です。

しかし、元妻にとっても貴方は「一度は愛して結婚を決意した男性」なのですし、子どもにとっても「たった一人の父親」なのです。

貴方の”本気である”という真剣な強い復縁に対する気持ちや、やっぱり”好きで諦めきれない”という元妻に対する深い愛情の気持ちを伝え続けることで「一度くらい、復縁のチャンスをあげてみてもイイかな」なんて考えてくれるかもしれませんね。

《さいごに》

離婚した夫婦だとしても、一度は夫婦として同居生活し、仲の良かった頃もあった二人なのですから、お互いの大切さや有難みは身に染みてわかっているはずです。

復縁することで、周りの人たちから変な目で見られてしまうことがあるかもしれませんが、「やっぱりお互いに好きだったんだね」「あの夫婦、やり直したんだね」などと前向きにとらえてくれる人も多いと思います。

「元妻と復縁したい」と考えているのでしたら、後悔しないように元妻の今の状況を知ったうえで、元妻に復縁を提案してチャレンジしてみることもおすすめします。

「どうせ断られるだろう」などと後ろ向きに考えずに、ダメでもともとという気持ちで、ぜひ勇気をふり絞って元妻に当たってみてくださいね。